金型について

①整備性の良い金型

金型の製作において弊社では、 整備性の良さを特に重要と考えています。
再研磨等を行う場合の分解組立の容易さが、 作業の効率を上げ
1人あたりの金型整備台数のアップに繋がると考えます。
弊社では、 打ち合わせの段階で、 お客様での金型の分解、 再研磨方法等をお聞きし整備や再研磨における時間短縮を目指した設計・ 製作を心がけます。

② 組立調整が簡単にできる金型

熟練工にしか調整の出来ない金型は、 今後その方の定年退職等を迎えた時に困ります。簡単な基礎知識さえあれば、 誰にでも調整が出来る事が重要です。
調整方法も解りやすく 分解整備の後の復元性を大事に考えた設計・製作を心がけます。

③ 分解整備における指導

最低限の精度保持の為の金型のご説明＆取扱いの指導をさせていただきます。
分解組立を容易にする工具， 研磨治具の提案及び設計製作をさせていただきます。

④ 金型の図面データの提出

製作させていただきました金型は、紙図面とデータの両方を全てお渡しいたします。

⑤ 古い金型のオーバーホール

図面等のない金型のオーバーホールまたは改造をさせていただきます。
改造に際して作成いたしました図面は、紙図面とデータの両方を全てお渡しいたします。
使用しなくなった金型を改造し他の製品へ活用、ダイセット化・QDC化などにより使いやすい
金型への改造などのご相談もさせていただきます。

⑥ 低コストへの取り組み

主の業務が少量多品種の精密部品加工である弊社では金型の専従者がおりません。
通常の部品に混じって金型の部品がつくられていきます。
ある程度部品が揃ってきた段階で、 手の空いたものが組立を行います。
組立てやすさを考慮された順送金型は、 組立に要する時間は1~2日程度です。効率良く作ることにより金型の費用を抑えることが可能となります。

⑦ 図面データ作成

図面の無い金型や紙図面しかない金型をCAD化して構想図まで作成することが出来ます。紙図面では見にくい構造も大変見やすく問題点も発見しやすくなります。